A connection to Ini
古民家宿 いにくる
友人夫婦が運営する宿で、宿の立ち上げ時にグラフィックデザイン周りを担当させていただきました。
井仁の棚田とのご縁をつないでくれた、古民家宿「いにくる」を運営する友人夫婦。拠点となる場所を紹介してもらい、地域のことも教えてもらいました。
新しい暮らしを思い描くうえで、そのつながりが大きな安心感になりました。
Our story / Ini, Akiota
暮らすこと。働くこと。地域に関わること。
その一つひとつを、井仁の棚田という場所でつなげていく。
標高550m、広島県安芸太田町、中筒賀の井仁の棚田。
ここを私たちはこれからの生活と事業の拠点に選びました。
People & projects
A connection to Ini
友人夫婦が運営する宿で、宿の立ち上げ時にグラフィックデザイン周りを担当させていただきました。
井仁の棚田とのご縁をつないでくれた、古民家宿「いにくる」を運営する友人夫婦。拠点となる場所を紹介してもらい、地域のことも教えてもらいました。
新しい暮らしを思い描くうえで、そのつながりが大きな安心感になりました。
Our own business
私たち自身が育てるコーヒーブランド
自分たちで商品をつくり、デザインし、届けるMOTONO COFFEE。これまでの事業を、井仁の棚田での暮らしと仕事につなげていきたいと考えています。
古民家を活かした活動拠点は、現在、改修に向けて準備中です。
Design for INICIe
古民家宿 いにくる
ロゴ・名刺・イベントの告知デザイン
井仁の棚田を丸ごと楽しめる古民家宿。いにくるのデザインでは、宿の建物だけでなく、食や体験、人との交流を含めた、井仁の棚田で過ごす時間全体をどう表すかを考えました。
大切にしたのは、「普通なことが特別になる」という視点。地域の日常に触れ、人と関わることで、また帰ってきたくなる場所になる。その思いをロゴに込めています。
「い・に・く・る」の平仮名を、少しラフな手書きのテイストで円状に配置。棚田の風景やお米を連想できる形を重ね、井仁の棚田と宿の関わりを表しています。
具材によって味わいが変わるおむすびのように、食や体験、交流の組み合わせで滞在の楽しみ方も変わる。その多様な魅力を、ちょうどよい力加減でぎゅっと包む形を考えました。
波や渦のような反時計回りの動きに、歴史や文化を取り込みながら新しい関係が生まれる姿を重ねました。ひとつの意味に固定せず、これからの変化にも寄り添うデザインです。

Design in everyday life
おむすびを手にするイラストと、いにくるのロゴを組み合わせた告知デザイン。井仁の棚田のお米を味わう催しへと、デザインを展開しています。
友人夫婦が営む宿とのご縁に加えて、ロゴや名刺、地域の催しのデザインを通じても、この場所に関わってきました。
私たちが井仁の棚田を選んだ理由へ →Our own brand / MOTONO COFFEE
MOTONO COFFEE
自分たちで育てるコーヒーブランド
MOTONO COFFEEは、私たち自身で育てているコーヒーブランドです。移住した地域で、デザインの仕事に加えて、人と関わるきっかけをつくりたい。その思いから、コーヒーを届ける活動が始まりました。
名前の由来は「キンモトのコーヒー」。何もないからこそ、関われることや、新しくつくり出せる余地がある。そんな考え方も、この活動に重ねています。
井仁の棚田で少量ずつ焙煎すること。パッケージを考えること。写真を撮り、届けること。自分たちの事業として取り組みながら、地域との接点を少しずつ育てています。

Coffee & design
コーヒー豆の袋、カップ、コーヒーバッグ。商品や使う場面に合わせて、MOTONO COFFEEのデザインを展開しています。
クラフトの袋には、ロゴとコーヒーの情報を記したカードを。カップには、円形に組んだブランド名を。白や銀のパッケージにも文字と余白を生かしながら、共通する表情を持たせています。
商品をつくって終わりではなく、実際に届けるところまで関わる。MOTONO COFFEEは、デザインと事業の両方を、自分たちで考え続ける実践でもあります。




JUST COFFEE / Coffee bag
「JUST COFFEE」は、カップに入れて、お湯に浸すだけで楽しめるコーヒーバッグです。紅茶のティーバッグのように、特別な抽出器具がなくても手軽にコーヒーを楽しめます。
日々のひと息にも、屋外での作業やキャンプのおともにも。

From here
これから整えていく古民家でも、暮らしやデザイン・撮影の仕事とともに、コーヒーの事業を育てていきたいと考えています。
活動拠点は、現在、改修に向けて準備中です。井仁の棚田での暮らしと、人との関わりを重ねながら、自分たちらしい形をつくっていきます。
MOTONO COFFEEのオンラインストアへ →Our perspective
これまでも、デザインを通じて広島の価値を高めたいと考えてきました。その思いを、いまは、より身近で具体的な場所から実践しようとしています。
自分たちが暮らし、働く場所に、地域の一員として関わる。そこで出会う人と一緒に手を動かし、自分たちにできることを少しずつ増やしていく。
「半径500m」は、そんな姿勢を表す言葉です。まずは目の前の場所を、自分ごととして考える。井仁の棚田での暮らしと仕事を、その積み重ねからつくっていきたいと思っています。
Why here
生活と事業の拠点になる場所を、何年も探していました。けれど、なかなか「ここだ」と思える場所には出会えずにいました。
井仁の棚田とのご縁をつないでくれたのは、古民家宿「いにくる」を運営する友人夫婦でした。場所を紹介してもらい、地域のことも教えてもらいました。
町での活動を通じて、すでに関わりのある方が井仁の棚田にも多くいらしたこと。そのつながりも、ここで新しい生活を始めるうえでの安心感になりました。
私たちになら、この場所を
活用してもらいたい。
そう声をかけていただいたことが、決め手になりました。自分たちが場所を探しているだけでなく、この場所での活動を望んでくれる人がいる。そのことが、井仁の棚田を拠点に選ぶ大きな理由です。
A place for living & working
出会ったのは、築84年、もともとは茅葺き屋根だった古民家です。母屋に加えて、納屋と蔵がありました。
ここなら、デザインや撮影、コーヒーの事業に取り組みながら、畑や田んぼを耕し、暮らしていける。探していた生活と仕事のあり方を、具体的に思い描くことができました。
訪れるたびに心が動く棚田の風景。そして、念願だった米づくりに取り組める環境。景色を眺めるだけでなく、その景色をつくる営みに、自分たちも関わっていける場所でした。



Where we are now
古民家の改修は、現在、施工業者と見積もりを調整している段階です。
暮らしとデザイン・撮影・コーヒーの事業を、この場所でどう営んでいくか。実現に向けて準備を進めています。
地域住民の一人として、地域が行う米づくり体験会などの行事に関わってきました。
自分たちでも米づくりに取り組みたい。その思いから、行事の手伝いをしながら経験を積んでいます。地域の方々と一緒に手を動かすことは、この土地の営みを知る機会でもあります。


Learning with our neighbors
井仁の棚田の風景は、地域の方々の米づくりと日々の手入れによって受け継がれてきました。私たちも地域住民の一人として、体験会のお手伝いなどを通じて、その営みを少しずつ学んでいます。
自分たちでも米づくりに取り組みたい。地域の方に教わり、一緒に作業する時間を、これからの暮らしにつなげていきたいと考えています。
「いにぴちゅ会」が主催する井仁棚田体験会では、地域の方々と訪れた人が一緒に田植えや稲刈りを行います。米づくりを通じた交流を、棚田の維持・保全につなげる取り組みです。
井仁の棚田の体験会について ↗無印良品も、井仁の棚田の風景を守りたいという地域の思いに賛同し、米づくりに取り組んでいます。田植えや稲刈りの体験に加え、草取りなどの作業を通じて、棚田を育む日々の営みに触れる機会が生まれています。
無印良品の取り組みを読む ↗





What comes next
古民家を拠点に、これまでのデザインや撮影の仕事、MOTONO COFFEEの事業を、井仁の棚田での暮らしにつなげていきたいと考えています。
自分たちでも田畑を耕し、暮らしていくことも、これから実現したいことのひとつです。
地域の営みを、これから誰が、どのように担っていくのか。世代交代も、自分たちに関わる問いとして考えていきたいと思っています。
共同で取り組む事業や活動については、これからの構想です。地域の方々との関わりを重ねながら、一緒にできることを探っていきます。
From our neighborhood
井仁の棚田が、これまで以上に魅力的になる。
それが安芸太田町の魅力につながり、広島の魅力につながっていく。
広島の価値を高めたいという思いは、変わりません。
そのために、まずは自分たちが関わる小さな場所から。
暮らす場所を整え、人と関わり、教わりながら、できることを積み重ねる。身近なところから世界を少しずつよくしていく。そんな活動を目指しています。
About greenpoint design
私たちは、広島県安芸太田町を拠点に活動するgreenpoint designです。事業や地域に関わる人の思いを聞き、その場所らしさを、言葉やグラフィック、写真などの形にしています。
依頼された仕事に取り組むとともに、自分たちでもMOTONO COFFEEを育て、地域の行事に参加し、暮らしと仕事の拠点を整えています。自分たちで手を動かし、教わりながら考えることを、デザインの仕事でも大切にしています。
井仁の棚田を選んだ理由と、この場所で目指していること。これが、私たちが山奥に暮らしと仕事の拠点をつくろうとしている背景です。
事業や地域に向き合い、考え、形にする。デザインの仕事と、自分たち自身の実践を、これからも積み重ねていきます。